これから台風など水害の時期がやってきます。
新型コロナの影響で水害対策と合わせて、感染対策も実施しなければなりません。
避難の在り方はがこれから変化していくと思われます。
今回は【NHKスペシャル】の特集で取り上げられていた、水害対策時の避難所における感染対策について、その具体的な方法をまとめました
水害危機時の避難所における感染対策について
避難の前提
・共用部の消毒
・避難者のマスクの着用
避難所に入る際、体調を確認する問診票(チェックシート)を作り、嘔吐、下痢、官房など、だれでも簡単にチェックできるようシンプルな内容にするのがポイントです。
ポイントを簡単かつ明確にすることで、判断する時間の短縮にもなりますよね。
感染の疑いのある人を隔離することも、この問診の重要な目的の一つになります。
避難所の換気について
窓を2か所をあけることで空気の流れを作ることができますが、暑くなってくるとクーラーをつけて密閉状態になるということもありえますよね。
そうした夏場の喚起について、その対策方法に置換換気というものが考えられています。
汚れた空気を新鮮な空気で下から押し上げ天井近くの換気扇などから、排出するという方法です。
手術室など綺麗な空気が必要な場所で使われている方法です。
送風機と、園芸用のビニールをつなぐことで、上方向に空気を流す方法も紹介されていました。
しっかりとした設備を備えることも大切ですが、身近にある素材でいかに作っていくかという視野も重要ですよね。
避難所の部屋分けについて
少しでも体調に不安のある人は別の部屋へ、それ以外の方は大部屋に移ります。
避難所などで感染症の方が見つかった場合、クラスターを減らすために、隔離対応は必須です。
別部屋としては、
・症状のある人がはいる部屋
・濃厚接触者が入る部屋
この3段階で分けて部屋を設けるのがいいとのことでした。
大部屋には、感染対策として間仕切り用のパーテーションを用いて避難者同士の接触を極力減らすことが重要となります。
こうすることで、隣の方と直接顔を合わせることもなくなるため、プライバシーを守ることにもつながりますね。
また、段ボールベッドを使用し、雑魚寝を避けることで床に落ちた飛沫との接触をへらすことにもなります。
先ほど紹介した換気方法である置換換気は通路毎に設置します。
ドア付近の新鮮な空気を吸収し、換気扇や小さな窓から外に空気を循環させます。
一方、残念な話ですが、感染者が出ると、その人に対する差別も生まれてしまいます。
少しでも自分も移す可能性がある、場所は限られた場所しかないということしっかり受け止めて、みんなで協力することが最も大切なことでしょう。
自分がなった時のことを考えて、差別的な行為は絶対に禁止です。
感染者をどこに搬送するのか、また検査キットなどはどこから調達するのかなど、自治体が保健所と相談することも必要となります。
まとめ
NHKスペシャルで特集されていた水害時の避難所の感染対策についてまとめました。
・どこに避難するのか
・いつ逃げるのか
余裕を持って行動できるよう、いまから考えておきましょう。
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