男子フィギュアスケートで圧倒的な存在感を示す羽生結弦選手。
その羽生結弦選手の演技に欠かせない存在であるスケート靴のメーカーはどこのメーカーで、どのように作られているのかご存知ですか?
以前テレビ番組でも羽生結弦選手のスケート靴について紹介されていましたが、今回は改めて、羽生結弦選手のスケート靴について、
・どこのメーカーか
・どのように作られているのか
・特徴的な機能
・ブレードは誰が作っているのか
以上についてまとめました!
羽生結弦選手のスケート靴はエデア社のピアノ!
S1に羽生くんのスケート靴⛸✨
エデア社の社長さん
「私たちはスケート靴を変えました」
「ユヅルはフィギュアスケートを変えました」
「これからもユヅルと一緒に進化していきたい」ありがとうございます😭💕 pic.twitter.com/d83QYyuzVs
— にゅーねこ(はにゅねこ改め) (@hanyu_euler_cat) December 7, 2019
羽生結弦選手のスケート靴のメーカーは、イタリアに本社を置く「エデア」という会社です。
そのエデア社が作っている、「ピアノ」という種類のスケート靴を羽生結弦選手初飼っているんです。
エデアはリスポートという古くからあるスケート靴製造メーカーの創始者一家が、2000年に新たに立ち上げた企業で、今最も注目されているスケート靴メーカーの一つなんです。
2007年に発売された「アイスフライ」という靴で一躍有名となり、2016年にはアイスフライに次ぐ製品として、「ピアノ」の発売を開始しました。
「ピアノ」は他のスケート靴に比べて耐久性や快適さに優れると大好評でもあり、多くの選手が
この「ピアノ」を愛用しているんだとか。
羽生結弦選手は現在この「ピアノ」を使っていますが、以前のモデルであった「アイスフライ」のときからエデア社の商品を使っていました。
かなり長い期間エデア社のスケート靴を使っていることから、相性は抜群、使い心地も良いということなのでしょうね!
羽生結弦選手のスケート靴はどうやって作られている?
〈DOI〉 #羽生結弦 選手 EX『マスカレイド』の演技の模様です。
Photo by Joe Kobashi(代表撮影)#figureskate #DreamsOnIce2021 pic.twitter.com/juKC6meZuU
— Quadruple Axel 編集部 (@AxelQuadruple) July 9, 2021
羽生結弦選手のスケート靴「ピアノ」の製造にはなんと70人以上もの人が関わっているんだそう!
ものすごい人の技術が集結したスケート靴ということですね。
その製造過程を見てみましょう。
①素材を裁断する
まずはスケート靴の材料となる素材を、スケート靴の形に合わせて裁断します。
その材料は主にメッシュ材にマイクロファイバーを加えたものなんだそう。
②切断面の調整
切った素材切断面を綺麗に整えます。
特に足に直接触れる部分は慎重を調整を繰り返していきます。
③足型に合わせて縫う
切断し、切断面を整えた材料を足型に合わせて縫っていきます。
もちろん、羽生結弦選手の足型はエデア社に保存されており、羽生結弦選手の足に合わせたオリジナルのスケート靴が作られていきます。
この縫い目なども、足に触れる部分ですからかなりの技術力が求められるのでしょう。
④靴底を仕上げる
最後の工程が靴底の仕上げ。
氷に触れる部分なのでこちらも非常に大切な過程です。
以上の過程の中で、多くの人が関わりつつ一つのスケート靴が誕生していくのですね。
なんだか感慨深いです。
羽生結弦選手のスケート靴の技術がすごい!
ドリームオンアイス2021が開催され、6季ぶりに出演の羽生結弦選手をはじめ、日本代表の選手たちが今季の新プログラムなどで躍動しました。EX「マスカレイド」を披露した羽生選手は「必ずこのシーズンに4回転半を決めるんだという強い意志はあります。決意を持って今シーズンに挑みたい」と話しました。 pic.twitter.com/TlOfdbuiSo
— World Figure Skating (@WFS_JP) July 9, 2021
羽生結弦選手が使用しているスケート靴「ピアノ」。
この商品の特徴的な機能として、「アンチショックシステム」があります。
フィギュアスケートの演技の花形でもある「ジャンプ」ですが、ジャンプの着氷時にかかる足への負担はなんと体重の約8倍なんだとか!
羽生結弦選手の体重は53kg〜56kgとネットでは言われているので、ここでは55kgとして考えると、その8倍なので440kg!
440kgもの負担が、ジャンプの度に足にかかっているということです。
そう考えると、かなりの負担ですよね。
その足にかかる衝撃を軽減するのが「アンチショックシステム」なんです。
詳しい技術については企業秘密だそうですが、特殊な素材を用いたり、製造過程を工夫することで衝撃を和らげる機能を高めたそう。
これだけで、演技の幅がかなり変わってしまうこともあるようで、かなり重要な機能であることがわかりますね。
それ以上に、足にこれだけの負担がかかっていたということには驚きました。
羽生結弦のスケート靴のブレードは誰が作っている?
[#ドリーム・オン・アイス 2021]
開幕しました。遅くなってしまいましたが、初日の写真から。
ショーのトリを務めた #羽生結弦 選手。26歳、大人になって演じる「マスカレイド」(若杉)
読売新聞オンラインでショーの様子を写真で紹介しています→https://t.co/Dj4RNoM0FC#YuzuruHanyu pic.twitter.com/6veeCUdtz6— 読売新聞写真部 (@tshashin) July 9, 2021
ここまで羽生結弦選手のスケート靴についてお話ししてきましたが、実はスケート靴と、その靴底につけるブレードは、全く別で作られているんです。
1ミリの差が演技を左右するとも言われるブレードの世界。
羽生結弦選手のスケート靴はエデア社のピアノですが、ブレードは青森県八戸市にお住いの吉田年伸さんが、長年羽生結弦選手のブレードの研磨を担当しているそうです。
羽生結弦選手と吉田年伸さんはかれこれ12年以上の付き合いで、その間ずっとブレードの研磨は吉田年伸さんにお願いをされてきました。
「羽生選手は、’12年からは仙台を離れカナダを本拠地としていますが、海外にいてもブレードの研磨は吉田さんにお願いし続けていたんです。吉田さんは研磨機1台を羽生選手専用にし、ミリ単位の要望に応えるそうです。羽生選手が滑り、吉田さんが研ぎ、また滑って……ということをその場で繰り返して、2人で調整することもあったとか。そのときは9時間それをやり続けたみたいですよ」
出典:dmenu ニュース
羽生結弦選手にとってブレードは命と同じくらい大切なものなんだそうで、そのメンテナンス次第で感覚も全く変わってしまいます。
その大切なブレードのメンテナンスは、長年の付き合いである吉田年伸さんが担っていて、羽生結弦選手の素晴らしい演技を陰で支えていたんですね。
まとめ
羽生結弦選手のスケート靴について、
・どこのメーカーか
・どのように作られているのか
・特徴的な機能
・ブレードは誰が作っているのか
以上について調査しました!
多数の人が関わって出来上がるスケート靴。
羽生結弦選手のすばらしい演技を支えているスケート靴が、このように作られているとは知りませんでした。
吉田年伸さんとの絆も素敵でしたね。
今後演技を見るときには、スケート靴にも是非注目してみてください!
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