天皇や皇室の方々には、私たち一般国民と同じような苗字(名字)はありません。
なぜ苗字がないのでしょうか?
「敬宮(としのみや)」とは愛子様の苗字のようですが、皇族の方々の苗字は私たちとは違う呼び名があるようです。
愛子様や皇室の方々の苗字(名字)、また愛子様の学校での呼び名についても調べてみました。
愛子様の苗字(名字)は何ていうの?
愛子様は本当に、お美しくなられたな
プリンセスマイル輝いてるわぁ pic.twitter.com/76IQr760At— からなし子 (@BenikaraRingo24) January 3, 2022
愛子様の苗字ですが、天皇や皇族の方々には苗字がありませんので、皇族の方々は「称号」や「宮号」が苗字の代わりになります。
愛子様の苗字は称号が「敬宮(としのみや)」ですから、苗字は敬宮になるわけです。
称号というのは、天皇や皇太子のお子様に与えられるもので、幼少期の呼び名として付けられます。
愛子様の称号「敬宮(としのみや)」と、お名前の「愛子」の由来についても調べてみましょう。
名前と称号の由来は、中国の古典『孟子(もうし)』の離婁章句下(りろうしょうくのげ)の書き下し文にあります。
『仁者は人を愛し、礼ある者は人を敬す。人を愛する者は、人垣に(つねに)これを愛し、人を敬する者は、人垣にこれを敬す。』
これを口語訳にすると、『仁者は人を愛するし、礼を身に付けた者は人を尊敬する。他人を愛する人は、他人もいつもその人を愛する。他人を尊敬する人は、他人もいつもその人を敬う。』となります。
これに基づいて、皇太子と同妃、そして学者が相談して内定し、天皇も皇太子・同妃の意向を尊重して「敬宮愛子」様と命名されたそうです。
引用:太陽の甦る日
「他人を愛し尊敬する人は、他人からも愛し尊敬される」という解釈ができると思います。
この言葉はとても大事なことと感じました。
ちなみに、2021年にご結婚された眞子様は皇室を離れられたので、ご結婚のお相手の苗字を名乗ることになります。
眞子様は、一般人の小室さんとご結婚されて小室眞子さんとなりました。
女性皇族は、ご結婚されて皇室を離れるときに、初めて私たちと同じ苗字(名字)を持つことになります。
愛子様の学校での呼び名は?
私たちは普段、何気なく「愛子様」とお呼びしていますが、学校でも同じように「愛子様」と呼ばれているわけではもちろんありません。
皇室の方々には名字がないと先ほどお話しをしましたが、そうなると愛子様は学校でどのように呼ばれているのでしょうか。
調べてみたところ、学校では愛子様のことを称号を用いて「敬宮愛子さん」とお呼びしているようです。
愛子様の苗字(名字)は「敬宮」ですから、「敬宮愛子」様が私たちと同じ苗字と名前になりますね。
親しいお友達でしたら、もしかすると「愛ちゃん」とあだ名で呼んだりするぶこともあるかもしれません。
皇室の苗字名字はないの?悠仁さまや佳子さまの苗字は?その理由は?
皇室に名字がない理由には諸説あります。
国民に名前を与える側だったから、という説
日本ではかつて苗字を与えられたのは、一部の権力者や上流階級の人間だけだったので、皇族の方々には名字がありませんでした。
名字は朝廷(天皇)からプレゼントされるものと、古来の日本では考えられていました。
皇族には名字は必要なかった、という説
一般国民は同じ名前の人がいたときに、名字と名前を合わせてフルネームで呼ぶことで個人を区別します。
しかし、皇族は皇位継承されてきた系統がハッキリ証明されている「皇統譜(こうとうふ)」と呼ばれている身分を記した帳簿があります。
つまり、一つの家系で継承されていることがハッキリしているので、名字で他と区別する必要がないということになります。ありません。
これを聞くと少し納得感がありますよね。
ちなみに、悠仁さまや佳子さまも同じように苗字はないそうですが、お二人は称号ではなく、「宮号」と呼ばれる呼び名を苗字として使われています。
それが、「秋篠宮(あきしのみや)」になります。
宮号(みやごう)とは、皇族男子個人に与えられる「○○宮」という形式の称号(出典:Wikipedia)で、天皇の宮号は「浩宮(ひろのみや)」で、上皇様の宮号は「継宮「(つぐのみや)」です。
こうした宮号を持っている皇族の方は、こちらを苗字として使われているんですね。
まとめ
愛子様の苗字(名字)は、敬宮(としのみや)で、学校では「敬宮愛子」さんと呼ばれていました。
天皇や皇室の方々に苗字(名字)がない理由は、「 国民に与える側だったから」という説と、「皇族には必要がなかった」という、二つの説が有力のようです。
私たちがあまり気に留めなかった、天皇や皇室の方々の苗字(名字)について知るきっかけになっていただけたら幸いです。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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